安曇野フェスティバルの話の続き

前の日記の翌日書くって言って、もう何日?
ごめんなさい。
今日一生懸命満員電車に乗って出勤したら、シフト入ってなくて
帰されました。
ので時間があるので書きまーす。

突然の大雨、ていうか嵐。

案の定、少し、ほんのすこーし弱まったのを見計らって、控室に戻ると
びしょ濡れの女子中学生(ギター)。
困る大人達。
でやっぱり中止。
(この日一番びっくりしたのは、歌えないということに自分が凄まじいショックを受けたということですね。)

なぜかパニックの平沢母さん。
後かたずけ真っ最中の控室兼事務所で僕らのライブをやらしてくれと
代表にお願いしてくれる。

良いよ。と言ってくれたのだけど、
ぼくらはそんなとこで、やるのは悪いし、やりたくない。
と拒否(ひどいですね)。

すごーくがっかりする平沢お母さん。
じゃあ帰ろうとなって駐車場に行く途中理由判明、
食堂(テント)に20人近くの
親戚、大の仲良しのご近所さん、そしてなにより浜松から安曇野まででてきていたおばあちゃんが大集合。

しかもみんな平沢さんが生で歌っているところを見たことがないという。
私これは歌わねばとテントでやろうかと提案するも、雨風でろくに聴こえなさそうなので断念。

そしたら、旅行情報誌で働いているお母ちゃん(ヒラサワ)が知り合いのホテルの社長に電話をする。

バーを貸し切らせてくれと頼んでくださる。
そしたら社長快諾。

ということで、車で10分ほどのHOTELへ移動。

こっからまじめに書きます!

ホテルのバーは昔の高級なスナックをイメージしていただければ大丈夫です。
当然マイクも何もないけれど、レコード(クラシックしかありませんでした)を流すための作りなので、音響は問題なさそう。

椅子を自分たちで移動して、はっきりいってセンチメンタルに過ぎるけど(サリンジャーが僕たちはおセンチ過ぎるって言ってましたね)、
とても素敵な会場に。

一曲目は、私のごり押しで平沢作の『ふたり乗り』を演奏。
みなさん平沢の声の素晴らしさ、うまさ、なにより曲の良さにびっくりしてもらう。

3曲で終わろうとすると、終われない(あー嬉しい)。
結局5曲で終了。

みんなとても嬉しそうで
というか幸せそうで。

近所のおじさんは(音楽好きDYLANとか)、一曲目オリジナルをやるって言い出した時は、ぞっとした、らしいけど、曲が良くてびっくりしたとおっしゃてくれる。

そして、素敵なおばあちゃん(明るい、昔ピアノの先生)がとても誇らしげで。

ああ生きてて良かった(僕がですよ、おばあちゃんのことじゃないよ)。
と思ってしまう。

(ああ、こんなにストレートに幸せな文章書きたくないんだけど、
それを上手く隠して、本当の文章にできるほど、僕にはテクニックがない!)

ああ残念ながら、素晴らしかった。
この瞬間はライフイズビューティフルでしたね。

でも緊張からの解放と、みんなの喜びように舞い上がり、
ビール飲みすぎて、帰りの車で酔ったり、トイレ近くなったりで、いろんなコンビニ、スーパー寄ってもらいましたので、僕はノットビューティフルです。

すいません!平沢のお母さん!
そしてありがとうございました!

あとこれを読んでくれたみなさん
どうも!

頑張る!