先日、渋谷のマークシティーの近くで、来日中だったマーズヴォルタのセドリックを見ました。

一人っきりで、まっすぐ一点を凝視し石像のような顔をして歩く彼はまるで周りから浮いてました。
あと間近に見ると、とても優しい人なんだろうなと思いました。
彼の悲しそうな目がそう思わせたのでしょうか。

高校生の頃、彼の昔のバンドat the drive-inの初来日ライブをo-east(だっけかな、あの2階にあるやつです。)で見た。日本デビュー前であったため、客は6割程度(百人くらいかな)の埋まり方で始まったライブ。
僕は彼らの音を全く聴いたことがなかったんだけど(ロキオンのチケプレで当たりました)、
凄すぎて頭の中が訳がわかんなくなった。 
あんな一体感のあるバンドは見たことなかった。
ギタリストはステージをひたすら駆けずり回り、それを見た僕は彼はギターなんてちゃんと弾いてないんだと思った。感動した(実際は弾きまくりで、バンドの音楽的中心でした)。
ヴォーカルはマイクをヌンチャクみたいに振り回していてとってもかっこ悪かった。感動した(いまでも彼やってますね)。
しかも二人ともアフロだった。猛烈に動揺した。

あとあんな素晴らしいリズム隊は後にも先にも見たことがない。

そんな思い出のある彼に遭遇できて、とても嬉しかったです。


左が会ったセドリック、右が駆けずるギターのオマー